公開仏教文化講演会・6月(2009)
お話の概要をざっと申しますと、私たちは、自分の尺度によって、物事の善悪・正否といった価値判断を行い、それによって、自分たちが苦しめられているとの事です。
例えば、子供が学校でテストをした際、親というのは点数の多寡で、子供に対しての価値判断を下してしまう訳ですが、そういう自分の「ものさし」というのが、一体どうなんだ?という事を挙げて頂きました。
つまり、点数の良い子は社会で生きていける子、点数の悪い子は社会で生きていけない子として、親が勝手に判断を下し、その子自身の生きる道に、自分の都合のまま介入しているのが、問題なんだそうです。
それに比べて、仏さまはどうかと。
生きとし生ける衆生の優劣や善悪関係なしに、一切合切を認めてくれる存在が仏さまなんだと。
それが、仏さまの「ものさし」なんだという事です。
だから、その仏さまにお任せする、その仏さまの「ものさし」に遵って、私たちは生を全うする、それが私たちの安心なんだという事を、上述した例も含めて、私たちの身近にある例を沢山挙げて頂きながら、お話し下さいました。
ひろさん、楽しいながらも貴重なお話をして頂きまして、ありがとう御座いました。
そして並びに、今回の講演会にご協力下さいました沢山の方々、さらに来場して頂きました皆様方にも、この場を借りまして、感謝申し上げます。
次回の講演会は、9月26日に、同じくアミュゼ柏にて、同じ時間で開催致します。
また、講演して頂きます先生は、武蔵野大学で教鞭を振るわれていらっしゃいます、ケネス 田中氏です。
どうぞ、次回の仏教文化講演会にも、足をお運び下さい。
お待ちしております。